新感覚グルメ漫画「ダンジョン飯」(著:九井 諒子)の魅力を語ってみる。

今回からkindleで読むことができる面白い電書漫画を紹介していくコーナーをお届けしたいと思う。なお、コーナー名は決まっていないので絶賛募集中である。

記念すべき第1回目に紹介するのがこの漫画「ダンジョン飯」(著:九井 諒子)だ。

もう既に発売からしばらく時間が経っているが、未だにKindleStoreコミック人気ランキングの1位に君臨しているタイトルであり、もちろん書籍版はAmazonですら在庫が切れているという化け物じみた作品だ。一体どれだけ売れれば気が済むのだろうか。

ダンジョン飯000

もちろん私も本書を拝読したわけだが、完全に意表を突かれてしまった。

あなたは「ダンジョン飯」と聞いて何を思い浮かべるだろうか?

私が思い浮かべたのは「サバイバル」であった。人は食料が無いと生きてはいけない。RPGに付き物なダンジョンの中で、モンスターから逃げ回りながらどのように食料を調達するのか?生きて行く術はあるのか?てっきりそんな物語が綴られていくと想像していたのだが、結果は斜め上を行くものだったのである。

モンスターを食らう

ダンジョン飯002

この事実を読む前から予想していたあなたは、少なくとも私よりは想像力で勝っている自信を持って良いだろう。

ダンジョン飯の物語では、とある理由でダンジョンの奥に数名のパーティで潜っていくわけだが、主な食料はダンジョンに生息するモンスターなのである。モンスターを「調理」して食らうのだ。

つまり、ドラゴンクエストで言えばスライムやドラキー、おおなめくじを食べるのだ。スーパーマリオで言えばクリボーやノコノコ、ケセランパサランを食べるのである。果たして想像力豊かなあなたは、これらのモンスターをどのように調理してどのような料理にするのか思い浮かべることができるだろうか?

ちなみに上記画像のように、スライムは乾燥させると高級食材になるらしい。

従来のグルメ漫画の常識を覆す試み

私たちが今生きている現代では多種多様なジャンルの漫画が存在するが、グルメ漫画というのは長い漫画の歴史でも大きな部分を占める確立されたジャンルである。

私のグルメ漫画の歴史は「美味しんぼ」(原作:雁屋哲)から始まり、昨今ではドラマ化もされた「信長のシェフ」(原作:西村ミツル)や変わり種で行けば「きのう何食べた?」(原作:よしながふみ)なども読んでいるが、どれも楽しみ方として一つの定番とも言えるものがあると思っている。

それは、「読んでいて美味しそう」「お腹が減ってくる」という部分である。

調理の過程や綿密に作画された完成品を目の当たりにすることで、思わず「ぐぅ~」と腹が鳴ってしまう。自分も何か食べたくなるのである。

親切なことに、前述した「美味しんぼ」では漫画に出てくる料理を実際に作ることができるレシピも公開している。グルメ漫画を読んでいて「あ、今日の晩御飯これにしよ」という想いが生まれるのだ。

しかし、「ダンジョン飯」ではそのような定番を感じることはできない。そこまで美味しそうとも思わないし、実際に作りたいとも思えない(材料がモンスターなので実際に作れるわけもないが)。

では何が面白いかというと、それは「調理の過程」にあると私は考える。

ダンジョン飯003

正直、モンスターを食べるという発想を思いついた人は沢山いたと思う。ただ、実際の調理法まで考えた人は今までいなかったと思う。

果たしてスライムを干して食べるなんて誰が誰が思いつくだろうか?この、「モンスターを調理する際の意外性」というものが本作の魅力であり、面白い要素なのだと私は考える。

ちなみに上記の画像に乗っている鎧型のモンスター。これらも漏れなく調理され、食われることになる。どのように調理されるかは、是非本書を購入して確認して頂きたい。

最後に、、、

ダンジョン飯004

いかがだっただろうか?ダンジョン飯の世界に足を踏み入れたくなっただろうか?

画像は作中で一番初めに振るわれる料理である(鎧はもう少し後の話で調理される)。材料にはモンスターの名前が並んでおり、意味があるのかはわからないが栄養バランスの表示までされている。

本作品では、読み進めると様々なモンスターが出現しては次々と料理の材料として調理されていく。次第に、このモンスターはどうやって調理するのだろうか?「ほう!そうきたか!」と想像を膨らませることで脳細胞に良い刺激が与えられ、読み進めるのを止められなくなってしまうのだ。

漫画を読むスピードが遅い私でさえ最後まで一辺に読み進めてしまい、少しもったいないと思ったほどだ。後で何回か読み直したのは言うまでもない。

本記事を読んでくれているあなたにも是非、ダンジョン飯の魅力を味わってほしい。ちなみに今ならセール中だ!(終わっている可能性もあるのでお早めに)。

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