人類未踏の大穴探窟活劇「メイドインアビス」の魅力を語る。

南海ベオルスカの孤島に巨大な縦穴が発見された。直径約1000メートル。深さは今でも分かっていない。特殊な力場が地上からの観測を拒んでいるのだ。観測は人によって行われた。深部から電報戦を飛ばし地上に大穴の様子を届けたのだ。その不思議に満ちた姿は一攫千金を狙う様々な冒険家を呼び寄せた。大穴に挑む彼らの事を、人は「探窟家」と呼ぶ。

今日は面白い電子書籍を紹介するコーナーの第2回目をお届けしたいと思う。紹介する漫画はこの漫画「メイドインアビス」(著:つくし あきひと)だ。

魅力的な世界観や個性的なキャラクター胸を射抜かれてしまい、早くも漫画読者にはありがちな「早く続きが読みたい病」にかかってしまった。

本稿では、そんなメイドインアビスの魅力について序盤の物語に触れながら語って行こうと思う。

メイドインアビスの世界

メイドインアビス005

本作の題名にも含まれている「アビス」というのは冒頭で話した巨大な縦穴の事を指す。アビスに挑む探窟家達の拠点として穴の麓にはオースと呼ばれる町が出来、これが冒険序盤の舞台となる。

主人公の名前は「リコ」という。いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ているのだ。ある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットと出会い、ここから物語が動いて行くことになる。

この物語を読んで私が最初に思い浮かんだのが「トルネコの大冒険」である。ダンジョンの奥深くに眠る宝を求めてトルネコがひたすら階段を下って行くというゲームである。しかし、アビスの世界には明確に宝という表現は出てこない。

では、探窟家達は一体何を求めてアビスに潜り続けるのか?そこには一体何が眠っているのだろうか?

なぜ探窟家はアビスへ挑むのか?

メイドインアビス001

人が集まるには理由がある。その理由のほとんどは「そこに価値あるモノが存在する」というものだ。それはアビスの世界でも例外では無い。

アビスには「遺物」というものが眠っており、様々な種類がある。どれも今の人類では作りえない貴重なものだ。SF的な表現をするのであればオーパーツと言えば分るだろうか。

遺物は「決して切れない糸」「命を延ばす酒」そしてリコの母が見つけた「時を止める鐘」など夢のようなものばかり揃っている。しかし、もちろん簡単に見つけられるわけではない。貴重な遺物ほどアビスの深くに存在し、当然ながら深く潜るほど危険なのである。

ここでちょっと考えてみて欲しい。「時を止める鐘」という遺物、これはリコの母が見つけたものだ。しかし、物語の最初にリコの母の姿は無い。そして、今どこにいるのかも明かされない。もしアビスの中にいるのだとしたら、何故帰ってこないのだろうか。帰ってこれない理由が何かあるのだろうか。

深く潜ると帰ってこれない

メイドインアビス002

山は登る時よりも下山する時の方が危険だ。そしてそれはアビスにも当てはまる。潜るよりも登るときが問題なのだ。アビスの生態系はもちろん普通のものではない。いくつかの層に分かれており、層を降りるほど奇奇怪怪で恐ろしい生物や環境が探窟家達に襲い掛かる。

しかし、手練れの探窟家の手に掛ればそのようなものはそこまで問題にならない。ただ1つだけどうしようもない問題があるのだ。

「アビスの呪い」それは言うなれば、深海まで潜ったダイバーが海面へ上昇する際の負荷がとんでもなくきつくなったもの、と考えて貰えばいいだろう。深く潜れば潜るほどアビスの呪いによる負荷は激しくなり、最悪死ぬ。

貴重な遺物を見つけるにはアビスの深くまで潜らなければいけない、しかし潜りすぎるとアビスの呪いによる影響が強くなる。これが「人間」である探窟家のジレンマなのだ。

前述した遺物「時を止める鐘」は特級遺物と呼ばれるもので、とんでもなく貴重な遺物だ。これは相当深く潜らないと見つけることはできないだろう。それこそアビスの呪いによって死を免れないほどの深さに、、、。

では、リコの母は死んでしまったのだろうか?真相は是非本書の中で確認してほしい。

可愛い絵柄とシリアスな物語とのギャップ

本作の表紙の絵柄を見た時に、苦手な意識を持つ読者もいるのではないかと思う。でも、安心して手にとって読んでみて欲しい。これと似た感覚を私は過去にどこかで経験したことがある。そう、「魔法少女まどか☆マギカ」を初めてアニメで見た時だ。

最初の3話くらいは少女チックな絵柄に慣れず、少し我慢して見ていたことを今でも覚えている。しかし、シリアスな物語の本筋が見えてくると、その魅力に引き込まれてしまい、結局朝までぶっ通しでアニメを見続けてしまった。当時学生だった私は、その日は大学を自主休校にしたのは今でも覚えている。

メイドインアビスにはそれと似たような魔力を感じるのである。どの辺がシリアスなのか?という問いに関しては、「読めばわかる」とだけ返しておくとする。

さぁ、あなたも今すぐに人類未踏の大穴「アビス」に潜る準備をしようではないか!リコと共に大穴へ潜り、アビスの謎を解き明かすのだ。

メイドインアビス003メイドインアビス(1)
つくもあきひと (著)
価格:819円 7%OFF ★★★★★ 13件のレビュー
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っていた。アビスの不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていく。アビスの緑に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い…?

amazonlink01

メイドインアビス004メイドインアビス(2)
つくもあきひと (著)
価格:820円 7%OFF ★★★★★ 6件のレビュー
偉大な探窟家であり、生き別れの母・ライザに会うために。存在するかも定かではない『奈落の底』への到達…。極めつけに無謀な挑戦だが、リコには、ひとり勝算があった。アビスの中で出会った、記憶喪失の機械人形(ルビ:ロボット)・レグ。見た目は小さな少年だが、その身体には恐るべき力を秘めている。彼と協力すれば、必ずや道は開けるはずだと…。レグもまた、自身の正体を知るため、無謀な少女を守るため、冒険に駆り立てられていくのであった…。

amazonlink01

>>Kindle無料試し読み機能の使い方はこちらで紹介しております<<

注意:Kindle本の価格は随時変更されています。実際に購入される際の金額は、当サイトに記載されている金額と異なる可能性があります。なお、本サイトでは購入された書籍や内容についての責任は持てません。ご購入の前にAmazon上の価格・内容を確認して頂きますようお願いいたします。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>