「魔法使いの嫁」わたしが人外魔法使いの嫁に!?

魔法使い。それはファンタジーの世界と切っても切り離せない存在である。魔法というと私は科学の発展系をイメージするのだが、今回紹介する漫画では科学の発展系である「魔術」と、自然の力を借りて奇跡を起こす「魔法」とで明確に区別がつけられていたのが興味深い部分だ。おっといけない!本の題名を紹介する前に内容に触れる所だった。

今回紹介する漫画は「魔法使いの嫁」(著:ヤマザキコレ)。

自分自身で自らの存在を怪しげな人身売買組織に預けてしまった少女チセと、古のホンモノの魔法使いにして人外の存在であるエリアスとの出会いから始まる物語である。

ファンタジー!もう凄くファンタジー!

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内容の基本線としては正統派のファンタジーだ。舞台はイギリス。そこには妖精の国が実在していて、猫は命が9つあったり(もちろん人の言葉を話すぞ!)、竜の王国には年老いた竜に根をはる大樹がそびえたっていたりなど、何度もいうが正にファンタジーである。

本作品では1巻から色々な伏線が張り巡らされているように感じられる。例えばチセを呼ぶ時に”とある単語”が出てくるのだが、序盤ではその意味は全く明かされない。作者も長期連載を前提に作品を書いているようなので、撒かれた伏線を物語が進むにつれてゆっくり回収して行くつもりなのだろう。

とにかく思わせぶりな行動や言葉が色々出てきて最初は取っ付き辛いと感じるかもしれないが、そこは我慢して読んでみて欲しい。私は現在2巻まで読んでいるが、少しずつ話しの筋が見えてきて面白くなってきたところだ!

個性的な二人の主人公

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本作の題名は「魔法使いの嫁」とされている通り、女性であるチセが主人公なのだが、チセの旦那候補?でもあり魔法の師匠でもあるエリアスもまた、もうひとりの主人公と言えるのではないかと私は思う。

というのも、彼もまた謎の多い人物なのである。詳しくはネタバレになってしまうのでここでは書けないのだが、とにかく彼は半端者なのだ。そしてチセもまた特殊な存在なわけなのだが、半端者なエリアスがチセを弟子(嫁)にするっていうのは、魔法使いの世界ではあり得ないこと。理解できない行動なんだ。彼はなぜそんなことをするのだろうか?

あまり内容に触れられないので何を言っているかわからないかもしれないが、これがどういう事なのかは是非本作品を実際に手に取り確認して頂きたい。

キャラクターの成長物語

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本作は、若くして世捨て人のようになってしまっているチセが心を開き、魔法使いとしても人間としても成長していく物語だ。そして成長という点で言えばチセだけでなくエリアスにも当てはまるだろう。他者との関わり方が上手くない二人が、不器用ながらも少しずつ交流を深めていく、そんな様子を私たち読者はゆったりと見守る。そんな構成になっていると私は感じた。

序盤はまだまだ伏線を巻いている段階で少しのんびりとした進行だが、これらの伏線をどのように回収していくのかと思うと今からワクワクが止まらない!話の規模感はかなり大きく、かなり長期連載になるのではないかと見込んでいるので、今から少しずつチセとエリアスの物語を読み進めてみてはいかがだろうか?あなたの心に響く作品になることは私が保障しよう。

魔法使いの嫁 1 (コミックブレイド)

著者:ヤマザキコレ

羽鳥チセ15歳。身寄りもなく、生きる希望も術も持たぬ彼女を金で買ったのは、ヒト為らざる魔法使いだった…。

魔法使いの嫁 2 (コミックブレイド)

著者:ヤマザキコレ

加速する、少女の物語―…。教会から依頼された『3つの仕事』を片付ける中で、少女は愛の所在とその意味を識っていく―…

魔法使いの嫁 3 (コミックブレイド)

著者:ヤマザキコレ

少女よ、其の運命に抗え。『夜の愛し仔(スレイ・ベガ)』としての強大な力―。その力の代償として過酷な運命と対峙するチセの前に現れたのは、ウルタールの『澱み』を生み出した魔術師の少年…!彼の凶刃に倒れ伏すチセを抱えるエリアスは、『裂き喰らう城(ピルム・ムーリアス)』としての力を発動する―…!

魔法使いの嫁 4 (コミックブレイド)

著者:ヤマザキコレ

ひとつずつ名前を付ける度、色が世界に満ちていく。管理者リンデルに呼ばれ、再び『竜の巣』を訪れたチセ。自らが振るう杖を作る為、苦労する中、リンデルが語ってくれたのは遠き日、かつてのエリアスについての思い出だった。それを聞いたチセの胸中に浮かぶ思いとは……。ひと為らざるものとひとの絆を描く本格異類婚姻幻想譚、待望の第四巻。

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